以前、見事に(機器選定を)しくじりました。
と言うことで、イーサネットコンバータ、もとい中継機能付きのルーターを以下に買い換えました。
ヨドバシ.com - NEC エヌイーシー PA-WG1200CR [Aterm 無線ルーター IEEE802.11ac対応 867Mbps] 通販【全品無料配達】
通信テスト。
1GBを44秒です。早え。
これは以前の表に今回の記録を書き込んだものです。
1GB | 時間(s) | MB/s換算 | bps換算 |
---|---|---|---|
Atermルータ | 44s(0m) | 22.7MB/s | 181.8Mbps |
TPLinkコンバータ | 308s(5m) | 3.2MB/s | 25.97Mbps |
内蔵無線LAN | 406s(6.7m) | 2.4MB/s | 19.70Mbps |
実に7倍。早い。てかTPLinkなんでそんな遅かったんですかね。。。?
よくわかりませんが、これでiPadからNASに保存している動画のローカルストリーミングなども、もはや止まることを知りません。ニコニコより軽い。
設定方法ですが、Atermは日本のベンダーなので説明書が丁寧です。今回の設定についてはほとんど触れられていませんでしたが。
「中継機モード」の状態で「クイック設定Web」にアクセスする方法は説明書ではなく、オンラインマニュアルに書いてあります。
www.aterm.jp
上記の手順を踏んだ上でルーター(http://192.168.1.245/)にアクセスすると、中継機っぽい設定が表示されるようになりました。
「親機との接続設定」の「Wifi接続先設定」で親機に接続できるので、画面の手順に従います。
で、設定さえ終わればもうラズパイに接続してあげるだけでOKです。
「TVモード」と言う設定がONになっていますが、これはイーサネットコンバーターにあたる機能なので、ラズパイにLANを提供するためにも解除しないようにしましょう。
中継機能を停止すればラズパイだけのルータとして使えますが、せっかく付いている機能なの有効利用します。
ネットワーク構成を次のように変更し、中継機能も使ってプライベートネットワークの管理をこのルーターに集約することにしました。
あとは親機側に子機(中継ルータ)のMACを登録し、IPを固定します。
MACアドレスを発見したら、IP固定する機能にMACを追加し、ルーターを再起動して適応します。
Atermの方に固定した「http://192.168.3.2/」にアクセスできれば設定は完了です。
ちなみに中継ルータ側に設定することも可能でした。DHCPクライアント機能をOFFに設定すると可能そうです。
ちなみに、ラズパイの方の設定も少し変更しました。
以前/etc/dhcpcd.conf
でイーサにstatic_router
を設定しましたが、このルーターを上で再設定したルータに変更します。
~ $ cat /etc/dhcpcd.conf ...(中略)... interface eth0 static ip_address=192.168.3.12/24 static routers=192.168.3.2 #.1から.2に変更
多分ARPされるので設定不要です。(端末側のルータのアドレスは.1で固定っぽいですし。)
親機が落ちた際の保険くらいのノリで。
...そんな感じで、目指していたところには到達したような気がしています。
TimeMachineバックアップもかなり速度改善し、ローカルほどではありませんが十分すぎる機能性を担保しました。
通信速度をこれより早くするのであれば上位機種のルータを買うべきですが、WG1200CRが小さくて可愛いので、私はこれで満足です。
うーん。なんかここまでくるとラズパイの原型保つより、AirMacみたいなモノリスにしてしまってもいいかもしれません。まだ3.5インチのディスクが生きながらえているので、全てSSD換装できたらもう少しコンパクトになります。
ともかく、しばらくはこれで安定稼働しそうです。